広重のある風景(その3) 名所江戸百景「川口のわたし善光寺」
広重の名所江戸百景「川口のわたし善光寺」は、川口善光寺の青い銅瓦の屋根と杉並木,、渡し舟と多くの筏が行きかう荒川を画いたものである。
現在も JR川口鉄橋の近く荒川の川口側の川岸に青い屋根の善光寺が高層マンションを背景に建っている。
江戸時代川口は酒づくりが盛んであるとともに、鍋、釜、鉄瓶などをつくる鋳物の町でもあった。
善光寺は信州が本家であるが、武田信玄が建立した甲州善光寺と川口の善光寺が三善光寺として有名である。
川口善光寺は平等山と号し、ご開帳の日は大変な人出であった。
また「川口の渡し」は現在の新荒川大橋のやや上流にあった。
将軍が日光へ参拝する時は警備上、千住大橋を通る日光街道をさけて、中仙道を本郷追分から北上して、この「川口の渡し」を舟で渡り、幸手で日光街道に合流する旧道を使ったのでこの道をお成り道と呼んだ。
将軍の行列が、「川口の渡し」を渡るとき、舟を並べて仮橋を架けたという。
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